新常滑市民病院
市民参加型ワークショップによる壁画制作「集まる人々、続く絆」
2015年5月に開院した新常滑市民病院は、「コミュニケーション日本一」をコンセプトに、市民と病院・行政との密接な議論、コミュニケーションのもと新築・移設された。そのコンセプトを象徴する新病院エントランスの大壁画(モザイクタイルアート)を制作するにあたって、監修に彫刻家の松田重仁氏を迎え、常滑高校の学生によるコンペでデザインを決定。実制作は、病院職員、常滑市の中・高校生、企業・市関係者が、壁画を構成する3000パーツものユニットを作成。モザイクタイルの提供とユニットの設置にあたっては、常滑市を本拠地のひとつとする(株)LIXIL(旧(株)INAX)が全面的に協力。まさに常滑市のコミュニケーションが結実した形で大壁画の制作が実現した。アールアンテルは本プロジェクトの事務局として、プロジェクトの企画・運営、コンペ運営、デザイン画をモザイク化するにあたっての図面作成、ワークショップ支援等、多岐にわたる役割を担った。
実施年 :2014年4月〜2015年3月
竣工年 :2015年4月
所在地 :愛知県常滑市飛香台
建設主 :常滑市
設計者 :株式会社日建設計
主な用途 :病院
規 模 :延床面積 22,130.79 ㎡/267床
役 割 :プロジェクト事務局
(プロジェクト企画・運営、コンペ運営、壁画制作支援、ワークショップ支援 他)
作品情報 :
[タイトル]
エントランスホール壁画「集まる人々、続く絆」
[原画制作]
常滑高校クリエイティブデザイン科3年 鬼頭 明日美
※新常滑市民病院 エントランス壁画プロジェクト
2014年壁画デザインコンペティション 最優秀賞受賞作品
[制 作]
青海中学校・鬼崎中学校・常滑中学校・南陵中学校・常滑高校の生徒、教員、保護者のみなさん
100人会議・基本構想策定委員・常滑市市議会議員・常滑市職員・他 市民のみなさん
半田市立半田病院・半田常滑看護専門学校のみなさん、病院設計・建設関連企業のみなさん
(15㎝×15㎝シート 合計2,912枚)
[素材等] モザイクタイル 419,328個、4m×17m
[制作年] 2014−2015年
[監 修] 松田 重仁(彫刻家)
[制作協力]
常滑市教育委員会、愛知県立常滑高等学校、株式会社日建設計、鹿島建設株式会社、INAX建築技術専門校・INAXライブミュージアム(LIXILグループ)
[企画協力]株式会社アールアンテル
[寄 贈]株式会社LIXIL