横浜駅西口
伊東豊雄/風の塔(シンボルタワー兼地下街換気塔)
アルミパンチングパネル、鉄骨、投光器、ミニ電球、ネオン管。高さ21,15m
造形作家・建築家10名によるコンペが行われ、最優秀案には、見方によってはもっとも造形性の希薄な、故意に存在感を消滅させたかのような伊東の作品が決まった。無数の穴を開けたアルミのパンチングパネルのシンプルな造形は昼間は雑然とした周囲の駅前環境にあって好対照をなし、夜は風などの周囲の気象条件や時刻に合わせて今日で言う「インタラクティブ」に変化する照明によって様々な姿を現す。照明の具合によっては、既存の吸排気塔のシルエットが半透明状のパネル越しにかすかに見て取れることもある。
設置年 :1986年
所在地 :神奈川県横浜市西区(横浜駅西口)
事業主 :横浜駅西口誕生30周年記念事業 委員会(委員長:槇文彦)